家電量販店でおなじみのJoshinこと上新電機ですが、1株で5000円分の株主優待がもらえることをご存じでしょうか。
株価は2024年8月25日時点で2,796円と優待利回りが178％と破格の利回りです。
そんな上新電機について見ていきましょう。
1株で5000円分の株主優待
ほとんどの株主優待は100株以上が基本ですが、上新電機は1株から株主優待が貰えます。
株主優待が貰える条件は以下の通りです。
| 株数 | 優待枚数（金額） |
|---|---|
| 1株以上 | 25枚（5,000円分）（9月） |
| 100株以上 | 11枚（2,200円分）（3月）、25枚（5,000円分）（9月） |
| 500株以上 | 60枚（12,000円分）（3月）、25枚（5,000円分）（9月） |
| 2,500株以上 | 120枚（24,000円分）（3月）、25枚（5,000円分）（9月） |
| 5,000株以上 | 180枚（36,000円分）（3月）、25枚（5,000円分）（9月） |
なんと、1株以上で5000円分の株主優待券がもらえます。
200円×25枚の優待券が毎年9月に郵送されてきます。2000円ごとに200円分という制限がかかっているのが少し使いにくいですが、十分すぎる優待ですね。
大型家電などを買い替えるときはかなりいい優待なのではないでしょうか。
こんな感じの冊子が届きます。
9～10月頃に届くので有効期限が半年くらいしかないのですが、3月末が期限なので引っ越しや新生活の時期と重なり、使いやすいタイミングでもあります。
私は何か新しい家電を買い替えるときに使ったりしています。
ただ、何も買いたいものがない場合もあると思います。そういったときは売ってしまいましょう！
金券ショップで売るのもいいですが、メルカリなどのフリマサイトでも売れます。だいたい2000～3000円くらいで売れるので1回か2回優待をもらえれば1株分の元も取れます。
家電の買い替えにも使えますし、金券ショップでもそれなりの価格で売れるのでかなりお得な優待ですね。私はコロナで下がったときに1株買っていまだに持っているのですが、これまで毎年優待をしっかりもらっています。
取得金額が1777円で含み益が50％以上と優待目的で買ったのですがかなり利益も出てしまいました。今となっては100株買っておけばよかったと思います。
たらればを言っても仕方ないですが、惜しいことをしました。利確しても1000円程度なのでこれからも毎年の優待を楽しみにしようと思います。
上新電機の業績推移
1株で5000円の優待だとあまりにも破格なので多くの場合は1年で取りやめなのですが上新電機の場合は毎年継続されています。業績が悪いと優待の改悪もありそうですが、上新電機の現在の業績だと心配は必要なさそうです。
| 20.3 | 21.3 | 22.3 | 23.3 | 24.3 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 415,643 | 449,121 | 409,508 | 408,460 | 403,692 |
| 営業利益(百万円) | 8,979 | 16,550 | 8,884 | 8,311 | 8,364 |
| 経常利益(百万円) | 8,900 | 16,555 | 9,701 | 8,317 | 8,251 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 202.84 | 331.62 | 238.78 | 186.77 | 185.9 |
| 自己資本比率(％) | 45.2 | 47.2 | 45.4 | 45.1 | 44.9 |
業績の上下はあるものの、売り上げはおおむね4000億円前後、利益も800～900億で推移しており安定した業績に見えます。
今後もこの業績推移であれば優待も維持してくれそうです。
ただ、最近は株主優待を廃止して配当や自社株買で還元するようアクティビストからの圧も強く、優待を廃止する企業も数多くあります。
上新電機がそうならないように祈りたいところです。
コメント